記念すべき、我がfドラムスクールのブログ第1回目は、ウチのキャッチコピーにもなっている「Fun Fun Fun」について。”ドラム・ギター教室のブログなのに、演奏技術や楽器についてではないのか?”というお声も聞こえてきそうですが…、そのうち書きます………
多分(´・ω・`)
言うまでもなく、アメリカのロックバンド ビーチボーイズ初期の代表曲。チャック・ベリー風ギターイントロから始まるこの曲、一聴すると当時流行のサーフィンホットロッド(所謂テケテケサウンド)の様ですが、一筋縄ではないコード進行、フォー・フレッシュメン等に影響されたコーラスワークなど、他とは一線を画しています。そのイントロについてですが、これより前の、やはり代表曲「Surfin’ USA」にて、実はチャック・ベリーと盗作騒ぎで裁判沙汰になっています。共作者としてチャックの名前をクレジットに入れるという事で落ち着いたとの事。余談ですが、チャックを敬愛して止まなかったジョン・レノンも「Come Together」で同じく裁判沙汰になっています。
「Come Together」がチャック・ベリーの「You Can’t Catch Me」に似ているという件についてJ・レノン 「チャックは僕のR&Rアイドルなんだ。この曲は尊敬するチャックに敬意を表して作ったんだ。」C・ベリー 「ふざけんな!訴えてやる!!」こんな感じだったんでしょうか
………(´Д`)
(※ネタとして少々面白おかしく書いた向きがありますm(_ _)m 詳細は各自で検索を)
初期の音楽性については、リーダー ブライアン・ウィルソンによるところが殆どでした。その特異さが顕著に現れ始めたのは、3rdアルバム「Surfer Girl」からというのが、衆目の一致するところでしょう。タイトル曲や「Your Summer Dream」などのメロディー・ハーモニーの美しさ、元祖”引きこもりソング”とでも言うべき内省的な「In My Room」から、同時期における他のR&Rバンドとの違いは明白です。
「Fun Fun Fun」は5thアルバム「Shut Down Volume 2」のオープニング曲。美しいバラード「Keep An Eye On Summer」「The Warmth Of The Sun」、ブライアンの愛聴曲である、フィル・スペクターによるロネッツ「Be My Baby」にインスパイアされた「Don’t Worry Baby」など、初期ビーチボーイズの
音楽スタイルはここで確立されたと言っても良いでしょう。またまた余談ですが、ブライアンが憧れのフィルに初めて会った時、「君の作る音楽はなってないな~」の様な言葉で酷評され、ひどく落ち込んだとのこと
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過酷なツアースケジュール、ヒット曲を量産することへの周囲からのプレッシャー、また元来の精神的弱さなどから、64年の冬に、彼は移動中の飛行機上にて錯乱状態に陥ります。以降ブライアンはスタジオワーク、コンサートツアーは残りのメンバーにて、という仕事の分担がなされました。結果的にこれが、彼をますます創作に専念させることとなり、やがて、かの名盤「Pet Sounds」の誕生へと繋がるわけですが、そのあたりはまた次回にて。