#81 Reckless

スティーヴィー・レイ・ヴォーン回その1にて、ブライアン・アダムスの前座としてステージに上がったところ、メインアクトのアダムスを凌ぐプレイであったと新聞に評されていた、といったエピソードを書きました。アダムスの名誉の為にも今回は彼を取り上げてみたいと思います。

 

 

 


59年、カナダ オンタリオ州生まれ。15歳の時にはバンクーバーでバックコーラスの仕事を始めていました。70年代半ばにはバンドを結成した事もあったようですが、80年に自身の名を冠したアルバムでデビュー。83年、3rdアルバム「Cuts Like a Knife」が大ヒット。本国カナダで3プラチナ(カナダは10万枚でプラチナなので30万枚)、米でもミリオンセラーを記録します。

そのキャリアにおいて最大のヒットであり、世界にブライアン・アダムスの名を轟かせたのが84年発表の「Reckless」。本国ではダイアモンド・ディスク(10プラチナ=100万枚)、米でも500万枚のメガヒットを記録します。ちなみにカナダでダイアモンドを獲得した初のアルバムであり、全世界では1200万枚のセールスを上げたと言われています。本作からの4thシングル「Heaven」は初の全米No.1となりました。

その独特のハスキーヴォイスで、愛と青春(及びその苦悩)を歌う熱き血潮を持ったロックンローラー、というイメージの典型だったと思います。同じく熱きロックンローラーという点では、先輩格に当たるアメリカのブルース・スプリングスティーンがいますが、ブルースほど”個性的”な声ではなく、またルックスも良かったので、それもブレイクの一因かと。ブルースのルックスが悪い、という意味ではありません、決して・・・
(#゚Д゚) 謝れ!!ブルースに全力で謝れ!!! <(_ _)><(_ _)><(_ _)>・・・・・
私の勝手なイメージですが、最もジーンズと白いTシャツが似合うミュージシャンではないでしょうか。

現在58歳、まだまだ現役バリバリです(よく考えると自分と10歳程しか違わない…10年後、こんなに若々しくいられるでしょうか・・・)。全世界で7500万枚以上のセールスを上げ、国を代表するミュージシャンの一人として、カナダ勲章も授与されました。”エバーグリーン”という言葉がこれほどよく似合うロックンローラーは他にはなかなかいないと思います。

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