” もし無人島に本を一冊持っていくなら? ” という問いかけがあります。
” いや、ふつうそこは水と食料だろ! ” とは言わずに。あくまで読書好きに
今まで最も感銘を受けた一冊は?というたとえであることは言わずもがなです。
これを音楽に置き換えて、” 無人島にシングル盤を一枚持っていくなら? ”と
問われた場合、私には悩む二枚があります。
一枚はビーチボーイズ「God Only Knows」。言わずと知れた稀代の名曲です。
これと甲乙付け難い程に、私のなかでポップミュージックにおいて燦然と輝く楽曲があります。
その一曲こそが今回のテーマです。
もっとも私なら水と食料を持って行きますがね、当然ですよね? (´・ω・`)
・・・・・・・・・・・・・だからそういう意味じゃねえって … (´∀` )
エルトン・ジョンを語るうえで欠かせない人物としてプロデューサー ガス・ダッジョンの名は
既述ですが、正確にはダッジョンと共にもう一人の名を挙げなければ言葉足らずになります。
ポール・バックマスター。チェロ奏者であり、アレンジャー・指揮者としても超一流の彼は、
ダッジョンと共に2ndアルバムから参加。それ以前にデヴィッド・ボウイの
「スペイス・オディティ」に参加し、その名を知られる所となったのもダッジョンと同様です。
エルトンの初期作品における一連の素晴らしいストリングスアレンジは彼の功績です。
前回取り上げた「フレンズ」のインストゥルメンタルパートは彼による部分が大きく、
実質エルトンとバックマスターの共作、と言っても過言ではない程です。
エルトンの作品でますます世に知られることとなり、エルトン曰く他のミュージシャンに
” つまみ取られるようになった ” と語っています。そのインタビューとはローリングストーンズ誌に
おけるもので、” 彼はその功績ほど評価されていない、彼によってポップミュージックでも
ストリングスが感傷的になることもなく、恐ろしくなることもなく使えるという事が証明された ”
という旨を述べています。” 恐ろしくなる ” というのがどういう意味・ニュアンスを指すのか、
原文に当たってみないといまいちわかりかねますが。
(もっとも原文読んでもわかんねえか! (´∀` ) …)
ちなみにジョン・レノンのアルバム「イマジン」における「How Do You Sleep」のアレンジも
バックマスターによるものとの事。
エルトン・ジョン4作目のオリジナルアルバムとなる「Madman Across the Water」は
71年11月にリリースされました。本作の録音時期は同年2月と8月に分かれており、
本作からの第一弾シングルである「Levon」は2月の録音、そして第二弾となる
「Tiny Dancer」が8月のものです。
前置きが長くなりました。私が無人島に持っていきたいシングル、つまり人生で最も感銘を受けた
楽曲、それがビーチボーイズ「God Only Knows」と、今回から取り上げるテーマである
エルトン・ジョン「Tiny Dancer」に他ならないのです。
前置きだけで随分書いてしまいましたので本曲については次回以降から、という事で。
あっ、(´・ω・`) でも私ならやっぱり水としょ… >>>>>シツコイ!ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ;`Д´)ノ